6080(ロクゼロハチゼロ)プロジェクトとは

時代が大きく変化していく中で、家計が苦しくなった人も多いかと思います。

問題を解決するために『お金の稼ぎ方』に注目が集まりがちで、もちろんこれも大切ですが、同じくらいに『支出の抑え方』もとても重要です。

このサイトでは、支出を抑える為、今までお金をかけていた生活に必要なことを一つでも多く自分でできるようにするための方法を、まとめてご紹介していきます。
とはいえ、自分でやるといっても、目的・機能を十分に達成できなかったり、かえってお金がかかっては本末転倒です。
それは、お金を払って自作したという満足感を買っているのと同じで、なんの解決にもなっていません。
あくまでも出費を減らすための自作やセルフメンテナンス、という基準で厳選してまとめていきます。

お金の問題で切実になっている家庭
お金以外の豊かさがあると考える方

こんな人たちへよりたくさんの選択肢を提供できたらということで生まれたのが6080プロジェクトです

当サイト管理人のプロフィール

20代後半:
AFP(AFFILIATED FINANCIAL PLANNER)取得→株式投資を始める
その直後からサブプライム問題が始まりリーマンショック→東日本大震災とものすごいマイナスになるが損切りせずにひたすら追加投資を続ける
アベノミクス→トランプ政権誕生あたりから一気にプラス益に

30代:
ぼちぼち利益確定に乗り出す→その資金を使って賃貸不動産を買ったりと自己投資に使う
(もう上がらないと思っていたが実際コロナからの日経平均3万円超え。持ち続ければ良かったw)
この辺りから社会がどんどん変化していって、もうすでに退職金とか年金とか従来のキャッシュフローの主軸や、当たり前とされていたことが成立しなくなって、根本的に考え方を変えないといけなくなってきていると思い始め、AFPの資格は維持費もかかるし抹消。国家資格のFP技能士2級は残る。

40代:
今までひたすらインプットをしてきたけれど、これから生き残るとしたらこういう形なんじゃないかとアウトプットし始める。
どんどん自分にできる活動はやっていくと決め、2021年から二つのNPO法人に関わったり、個人事業の比率を高めようといろいろやりはじめています。

6080プロジェクトとは

生活に必要な様々なスキルの2割を習得してしまって、8割のことは自分でやって60〜80点を取ってしまおうというコンセプトなのですが、そもそもこんな考えに至ったのは現代が以下のような状況にあることが原因です。

現在の問題点

一般的な考え方では、生活ででてくるいろいろな問題の多くを、自分で解決しようとしません。
大体はお金を払って誰かにやってもらって解決させます。

これがものすごく合理的なのは、受け手側に十分なお金がある時です。
一昔前は今ほどの格差は少なく、それぞれが分業化してお互いがお金を払い合うこのやり方はとても適していました。

あまりにものすごく合理的だったので、いつしか些細なことでも他人にやってもらうのが当たり前になり、これ以外の選択肢が無いという経済にどんどんなっていきました。

しかし、状況は少しずつ変化していき、このお金を払ってやってもらうことでしか問題を解決できないという選択肢しかとれない社会が、非常に生き辛くなりつつある人たちが今、じわりじわりと増えてきています。

シンプルに、他人に頼めるくらいお金が稼げない場合、自分でやるしかお金依存から抜け出せないのですが、このような状態になっても、なかなかお金依存から抜け出そうと動き出す人は多くありません。

そこには大きな現実が二つあると思います。

  1. プロのようなスキルが無いから
  2. 買う&やってもらったほうがどうしても安いから

どういうことか一つずつ説明します。

プロのようなスキルが無いから

モノづくりの常識

売れるモノを作るには、100点満点をとらないといけません。
100点をとるためには、その分野の必要とするスキルを全て習得しなければいけません。
これがプロであり、ビジネスの世界では常識です。

けれど、実際は自分で使用する分には、60〜80点くらい取れていれば、十分機能します。

例えば、木製の椅子を自分で作ったとしましょう。作る過程で傷をつけてしまったり、構造上問題無い部分で多少歪んでいても、安定して心地よく座ることができれば、十分椅子として使えますよね。

自分で作って、自分でつけた傷ですし、納得できると思います。

でも、もしお店で売られている椅子に傷があったり歪んでいたら、よっぽど安く無い限り誰も買いません。せっかく購入した椅子がそんな状態だったら、問題無く利用できてもなんだかモヤモヤしてしまいます。

問題なく使えた上に綺麗に作る。これがプロのレベルで、自分で作るにもそれと同じレベルで作らないといけない、100点を取らないといけないと思い込んでしまっている。ここに一つの原因があります。それだと、自作に踏み出せないですよね。

パレートの法則

世の中には、パレートの法則という考え方があります。

大雑把に言うと、8割の現象は2割の要因が影響している、という法則です。

  • 「全商品の上位2割が8割の売上をあげる」
  • 「10項目の品質向上リストのうち上位2項目を改善すれば8割の効果がある」

など、聞いたことがあるのではないでしょうか。

さきほどの60〜80点を取りに行く為に必要なスキルは、パレートの法則を当てはめると、2割を学んでしまえば習得できてしまうことになります。

この法則自体あくまでも経験則であり、局所的な考え方という意見もありますが、体感的にスキルの習得においては、様々な分野で結構なことがこれに当てはまると思うんです。

ならば、生活に必要な様々なスキルの2割を習得してしまって、8割のことは自分でやって60〜80点を取ってしまおう。
残りの2割は、残りの8割のスキルを身につけたプロに任せよう。
というのが、6080プロジェクトと名付けた理由です。

これができれば、自分の時間と材料代だけで、生活の大半の問題が解決できてしまいます。

売ることが目的では無く、自分で使う目的の十分機能するモノを作る、だから、プロのレベルでやる必要は全く無いんです。

2割を習得するだけであれば、そんなに時間もかかりません。

買ったほうが安い

じゃあ自分でやろうと、必要な全ての道具や機械や材料を買い揃えてしまうと、十中八九、店舗で完成品を買うよりも高くなってしまいます。
これでは、自分で作ったという満足感を、お金を出して買ったようなもの。

どうしてこんなことが起きるのでしょうか?

それは、今並んでいる商品のほとんどは、大量生産大量消費を前提に作られているから。
でもそれは、どこか、私たちの目の届かない場所にしわ寄せされています。

目先では金額的に安く済んでいるのですが、巡り巡ると結局大きな損失を発生させてしまっているということがこの時代少なくありません。
とても安価で完成品が手に入るというこの仕組み作りを数十年かけてしていった結果、その素材を個人が調達するにはとてもお金がかかるようになってしまったのもその一つで、ゆえに完成品を買ってしまったほうが安いとなってしまうのです。

言い換えると、お金に依存せざるを得ない状況と引き換えに、安くモノやサービスを私たちは得ているわけで、これが続く限りお金依存からは抜け出せません。
長い目で見ると、少し高価でもそれぞれの適正価格で買うというのは大切なことなのですが、それでも、自作を始めるなら結果買うよりも安くすむ、というほうがやっぱりやりがいがありますよね。

6080プロジェクトは、お金への依存率を下げるというのが重要な目的の一つですので、買うよりも安いということをきっちり踏まえた自作の方法・仕組み作りを模索していきます。
どこにもしわ寄せが無く、出費も減るのが一番です。

このように、自分で使うだけだからプロのレベルである必要は無いと割り切って、あくまでも出費を減らすという目的からブレなければ、自作やセルフメンテナンスは十分やる意味が出てきます。

時間の使い方

また忘れてはならないのは、自作の場合自分の時間を使うじゃないかという問題です。

自分の時間を使って作るくらいなら、その時間を使ってお金を稼いで、やっぱりやってもらったほうがコスパが良いのでは、は、多くの人が思うことではないでしょうか。

そこで考えたいのは、そもそも、自分はどう生きたいか、です。

私はFP技能士2級の資格を持っていて、個人の人生設計における資産形成の考え方を過去に少し学んだのですが、資産形成の出発点は、どうしても、自分はどう生きたいか、なんです。

これが決まっていないと何も意思決定できません。

多分、多くの方に当てはまるより良い人生とは、今よりも自由時間を増やして、その時間を少しでも多く楽しい時間にする、だと思うんです。

だとすれば、「楽しい=仕事」ではない人がお金を稼いで他人にやってもらうよりも、「ある分野での自作=楽しい」であればその分野はどんどん自分の時間を使ってやったほうが人生としてはより良いのではないでしょうか。

  1. 今よりもお金を必要としない
  2. 自由な時間が増える
  3. 楽しい自作の時間が増える
  4. より必要とするお金が減る

この循環を作って少しでも大きくすることが、これからの時代人生設計においてとても大切になってくると感じています。

終わりに

というわけで、なるべく全体を俯瞰して安くすみ、かつ、楽しいと感じられるには、という基準で習得すべき2割スキルを厳選してご紹介していこう。そんな気持ちでこのサイトを立ち上げました。

生活=生命活動(VITAL ACTIVITY)に直結するもの、ということで、「食べ物の生産」「道具の生産」そして「修繕と整備」に重点を置いています。
この中で、一つでも自分でやることが楽しいと感じらられるスキルの発見があって、その結果少しでも支出が減り、楽しく過ごせる時間が増える人を一人でも増やせれば、こんなに嬉しいことはありません。

これから日本という国は貧しくなると思います。

ただ貧しくなるからといって、その国民の一人一人が不幸せになるとは限りません。

しかし、いまと同じように引き続きお金に依存した生き方をしていれば、間違いなく不幸せになるでしょう。
その確率を下げるための6080プロジェクトです。

どんな時代になろうとも、喜怒哀楽豊かな暮らしが未来に在ることを願います。

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